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2014年4月23日

利根川河川工事に重ダンプが。大変危険な運搬の実態


 

重ダンプ①  重ダンプ②重ダンプ③

 

 利根川の河川工事現場では繁忙期にダンプが足りず、その穴埋めに「重ダンプ」や「アーティキュレートダンプ」が稼働していました。

「重ダンプ」は普通ダンプとは違い、幅も高さも段違いに大きく、大型10tダンプを運転している運転手でさえ、すれ違う時は恐怖のあまり、端に避けて停まってしまうほどです。

 「重ダンプ」はもともと、10tダンプの3倍以上の積載量のため、公道を走らない前提で使用され、使用する場合は現場をバリケードで囲うなど、一般市民が入らない山などの工事で動くダンプです。しかし、利根川河川工事は、全長60kmもの距離を土運搬し、ところどころの堤防にガードマンがいるだけで、バリケードはされておらず、釣りをする地元住民や川遊びをする子供たち、河岸で野菜を作る人などの出入りもあり大変危険です。

 それでも元請・下請はダンプを集めることが出来ないことから工事が進まないため、何とか工期に終わらせようと「重ダンプ」を使用しています。このことは危険が伴い、大事故に繋がりかねません。実際、大事故には至っていませんが、重ダンプ、アーティキュレートダンプ同志での接触事故が頻繁におこっていました。

 このことから、組合では危険で大事故になりかねない旨を発注者に助言してきました。

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