全国ダンプ部会では、11月5日警察庁に対して重量違反に対する背後責任の追及などを求めて要請を行いました。また、この中で道路交通法の改正について確認しました。
今年春以降各支部ではダンプ組合員から「10割以上の過積載で検挙された場合、1回で免許証の取消処分になるように法律が変わるのか?」といった問い合わせが相次いでいます。
対応した警察庁交通局交通指導課の課長補佐は、「いったいどこからそんな話がでているのでしょう。」と一笑し、「そのような改正予定はまったくありません。」と明確に否定しました。
今年5月国土交通省が発表した「道路の老築化対策に向けた大型車両の通行の適正化方針」に対する誤解が、このような混乱を広げているようです。
この適正化方針の中で「2倍以上の重量超過等あくしつなは即時告発を実施」することが挙げられています。これは道路交通法ではなく道路法違反として告発することを指しており、運転免許証の点数とは何ら関係はありません。
また、国土交通省では、今秋から「即時告発」を実施する予定でしたが、まだ詳細が決まっておらず、パブリックコメントを募集した上で、今年度中を目途に決定する予定のようです。